土地探しにて、
宅地造成地(よくある区画分譲)ってのがあります
↓ こんなかんじのやつ
家を建てやすいように、不動産業者が土地成形して売り出す土地みたいな
必要に応じ、切土や盛り土、擁壁などをしていることもあります
私たちが土地探しの最初
たいして何もわからん時に不動産業者から紹介された土地がこの手の物件でした
紹介された区画は、
一部を切土 → 擁壁を設置
→ 残った切土箇所を盛り土して埋め戻し、していました
個人的に盛り土して時間が経ってない土地は嫌だなと思っていました
沈下などの不明確さで、、
ですが、
早めに決めたいな、とか
それ以外に適当な場所が無い
切土、盛り土の範囲が全体ではなく一部
学区関係
不動産業者に、うまくのらされた気味(笑) など
結局、1番手買付けを出しました
(土地探しを始めて2カ月も経ってないです)
買い付け →土地契約 まで1週間程度あるなかで、
その間に、造成した工事の図面・工事写真や水道の引き込み工事写真などを見せてほしい、と不動産業者に要請しました
で、出てきた工事写真で「ちょっと施工的に信用できない」などなどがあり、買い付けキャンセルしました
(施工信用できない以外にも理由はありましたが)
キャンセルした理由、
その物件の宅地造成の造成施工が信用できない、とした細かい理由として、
・完成図面を要請したが設計図のみしか出てこない
設計図と完成図面は違いますので、知りたいのは完成図面です 当たり前
・そのほか要請した写真がすぐ出てこない
・↓ は擁壁の基礎地盤を施工した時の、地盤測定の工事写真
(そのまま載せられないので加工)です
測定器具の前に工事黒板があり、正しく地盤に接地して測定しているのか判断できない写真になっています
・着工前の写真が雑
加工しているので見えにくいですが、右上あたりに通行している学生が多数写っている
ちょっと通行人がいなくなるまで待てば、ちゃんとした写真が撮れるはず
その程度も待てない??
そんな程度を気にするとか細かい、と思うかもですが、感じ方はひとそれぞれ
私はそう思ったまで。ご容赦ください
・下水関係も設置しているが既設ガス管との最低離隔がとれていないと見える写真が多い
道路内には水道、下水、電気、ガスなど様々なものが埋設されており、それぞれが修理する際に隣の管と干渉せず修理しやすいよう、最低離隔が決められています
とかがあり、造成した工事業者の施工が信用できないので買い付けキャンセルしました
この時は売主が造成工事業者でしたので、売主が信用できない、ということになります
信用できない、というよりは「問題ない土地なのか判断できない、判断しようがない」という感じ
上記は22区画ほどの造成ですが、開発行為を伴う造成なので、市の検査などもあるようです
検査の細かいことはわかりませんが、検査は通るようです。。(-ω-)
写真がいい加減、ということは全体的な施工の信用性が崩れます。。
工事写真は、その施工現場にいない人に対して、「きちんと施工していること」を証明するものなので大事です
ましてや見えなくなるところの写真は大事
造成地を購入する際に、ここまで見る人は少ないと思います
たぶん、ここまで見ると嫌がられるであろうw
私は仕事柄、土木建築などの工事系をかじっており、気になったので試しに図面や工事写真を要請しました
とまあ、つらつら書くのはいいのですが、
他の造成地でも似たような面があり、造成地は信用できなくなってしまいました
造成工事中の整理整頓や安全面が怪しい土地とかもあり、、、
日曜とかの休工中に見に行くと、工事現場や施工者の良し悪しが良く分かる(造成工事だけではありません 建築工事も同様かと)
ちなみに、
上記で書いた造成工事業者は住宅建築もやっており、仲介不動産業者が言うには「けっこう良い質の家を建てているように見える売主さんです」と言っていました。。
見た目は良いのかもしれません、、
面白い話として、
別の不動産業者から「おすすめの土地が出ました!」的な電話が来たのですが、資料を見ると区画造成地
区画造成地は私たちに合わないので選択肢から外している、施工が信用できないから、判断できないから、と断ったのですが、
不動産業者も「たしかに(笑)」みたいな感じで、雑や いいかげんな造成工事も多いような感じを受ける話もありました(*_*)
とまあ、以上は私の勝手な個人的感想です
きちんと施工されている業者さんも多いと思いますし、
造成区画といっても擁壁や、盛り土・切土がなければシンプルなので、図面や写真を見ずに購入しても問題ないかもしれません
行政の検査は通っているので、検査OKなんだから問題ない、とする人もいると思います(検査通ってるから問題ない、問題ない、と言い張る不動産業者もいました)
ですが、「個人である私たちが、本当に適正なのか判断しにくい環境にある」というのはあるかと思いました
最終的に「ゆたかな暮らし」が欲しいな、というなかの「おうちを建てたい」、というなかで、土地に不安があるとイヤと言えばイヤ('ω')
私だけじゃなく、家族も関係するからね
って感じで、
こんな感じなら、ちゃんとした設計事務所さんや工務店さんをなんとか探し出して、擁壁やら盛り土・切土など土地造成からしてもらったほうが、よっぽど安心だ、と思いました
でも、区画分譲は良く見えますよね。。
造成、区画分譲地を外して土地探しすると条件は狭くなりますが、
最終的に私たちが購入した土地は、造成、区画分譲地ではないところで、なんとか着地しました 大変でしたけど。。。 ふぅ(*'ω'*)
私たちが住んでいる神奈川県東部は、
地名から他の人が抱く一般的なイメージよりも山谷がかなり多く、山谷だらけです
なのでけっこう斜面や段差地、擁壁関係の土地は多い
道路もアップダウンが多いです
ちょっとストレートに思ったことを書きました、、
上記のようなこともあり、土地探しメンドクサ、と思いながら探していました( ;∀;)
信用できる会社探すのが大変なんだよ('◇')
上記のキャンセルした土地ですが、大変お高かったです
最近は工事関係の仕事をしており、施工いい加減さや指摘是正であれこれしたので、思い出して、ばーっと書いてみました
あたりまえですが、お金をもらうプロなら「ちゃんとやった方が良い」、と思います
そして、せっかく「ちゃんとやったこと」は写真等でアピールすると良いと思います
「ちゃんとやったことがわかるもの」がないと証明しようがないしね
それと、「ちゃんとやったこと」はアピールしないと他人には わからんからね
建売なんかも、購入前に工事写真みれたりするのかなぁ?
たぶん見ない、見れない気もしますが。。
まあ嫌がられそうな気もします('ω')
本当は土地も建物も、聞かれる前に売り手から工事写真などを提示するべきと思いますが、買うか買わないかわからない客に対し、ひとりひとり相手するのもメンドウなのかもしれませんね または慣習か
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